“ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ“は、松任谷由実が作詞・作曲した楽曲。原田知世への提供曲で、原田の主演ミュージカル『マクドナルド・ミュージカル あしながおじさん』の主題歌として作られた。シングルは1983年7月に原田、同年8月に松任谷自身が歌ったものが相次ぎリリースされた。
松任谷由実の19枚目のシングルとして、1983年8月25日に東芝EMIからリリースされた。1989年6月28日にCDシングルとして再リリースされている。15枚目のオリジナルアルバム『VOYAGER』にはAlbum Mixを収録している
ユーミンが贈る原田知世へのエール💛
まさにあしながおじさんとジュディ🎩👧
そもそもダンデライオンには “愛の神託” や “真心の愛” といった花🌼言葉があって、それは”希望”や”愛”を象徴している。この”ダンデライオン～遅咲きのたんぽぽ”は、あしながおじさんとジュディの関係性を表しているとともに、ユーミンと原田知世の関係性、そして彼女を待ち受ける未来を想像したのだろう。
この歌詞は、失いたくないと思う存在と出会ってから感じる孤独と、愛する人がいるからこそ離れたくないと思い、それが逆に辛い気持ちになってしまう…それが”あなたなしで””これから歩いて行けない””とても幸せな淋しさ”になるのだ。
サビの最後にある倒置法が素晴らしい！”とても幸せな 淋しさを抱いて これから歩けない…私はもうあなたなしで” 普通なら”あなたなしで私はもう歩けない”になるけどユーミンは倒置法を使って投げかけてくるから、より強い想いが伝わってくるのだ。ここ一番伝えたい事を言う時に効果があるのだ。
ユーミンの曲の歌詞には、倒置法を使ってるものが他にもある。”翳りゆく部屋”もそう。「輝きは戻らない わたしが今死んでも…」 倒置法を使うことで死を強調し、自死と思わせる効果がある。オイラは、あんまり”死”というワードが入ってる曲は好きではないんやけどね。
“海を見ていた午後” 「あなたを思い出す この店に来るたび」 この場合、女性がもう何度もこのレストランに独りで来ている事を強調している。「忘れないでって やっと書いた 遠いあの日」「小さなアワも恋のように消えていった」等…倒置法を使うことによって、より文学的、情緒的になるのだ。
とにかくこの”ダンデライオン”は、歌詞とメロディ〜が素晴らしい！タイトルも含めて…本当の孤独を知らない人を、ダンデライオンに喩えてるところが…
ユーミンは多摩美を卒業してるから美術的な才能は素晴らしいんだろうけど、文学的な才能も相当なものやね。
“晩夏（ひとりの季節）“には、「藍色は群青に 薄暮は紫に ふるさとは深いしじまに 輝いてる」という歌詞を聴いた時に、これはユーミン以外には絶対に書けない詩だと思った。ユーミンは五線紙を🎼キャンバスに見立てて、絵を描ける女性なんやなぁ〜と思ったもの。( ꈍᴗꈍ)
涙が頬を伝う😢ほど美しい表現だ。
夕焼けに小さくなる くせのある歩き方
ずっと手をふり 続けていたいひと
風に乗り飛んで来た はかない種のような
愛はやがて来る 冬を越えてゆく
きみはダンデライオン
傷ついた日々は 彼に出逢うための
そうよ運命が用意してくれた
大切なレッスン
今素敵なレディになる
つみとってささげたら ひとに笑われそうな
私にできる全てをうけとって
ふるさとの両親が よこす手紙のような
ぎこちないぬくもりほど 泣きたくなる
きみはダンデライオン
本当の孤独を今まで知らないの
※とても幸せな 淋しさを抱いて
これから歩けない
私はもうあなたなしで※
(※くりかえし)
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原田知世の方で馴染んでいますが、「ダンデライオン」は大好きな曲です。
ちょうど同じ時期に原由子も「恋はご多忙申し上げます」のB面で「ダンデライオンって、タンポポのことなんです」という曲を発表しているので、タンポポの英語のことなんだと初めて覚えました。
そういえば、ザ・ローリング・ストーンズにも「この世界に愛を」のB面で「ダンデライオン」という曲がありましたね。
どれも皆、好きな曲です。
ちなみに伊丹十三監督の映画「タンポポ」はまだ観たことがありません。
しかし、Bobyさんはマニアックやね〜ストーンズにそんな曲があったとは知らなかった(☉｡☉)!さすがです！