1983年3月5日にリリースされた、佐野元春にとって10枚目のシングル曲。オリジナル・アルバムには収録されていていない。
それまでの彼の軽快なロックンロール🎶路線とは異なり、美しいメロディを持つセンチメンタルなバラード調の楽曲。
この曲は、佐野がニューヨークへ活動拠点を移す直前にレコーディングされ、ファンへの「別れの挨拶」という意味合いが込められた。歌詞にある「終わりは始まり」という一節が、そのメッセージを象徴している。
40年を越える活動歴の中でデビューからアルバムSOMEDAYまでの2年間はあまりに短い。アーティストの黎明期というのは、試行錯誤しながら、長きにわたる活動の礎となる自身の音楽性やスタイルが固まる時期。

SOMEDAYは確かに転換期にあったアルバムだけど、元春はこのアルバムをプラット・ホームにしてアルバムを量産したアーティストではない。SOMEDAYは、傑作‼️アルバムでありながら、決して❝安住の地❞とはしなかった。
ファーストアルバムとセカンドアルバムでは収まりきれないダイレクトなロックンロールの衝動を極めてソフィスティケートされたサウンドに包んだアルバムSOMEDAYだ。
同じく、1983年3月18日、中野サンプラザホールにおける『ロックンロールナイト・ツアー』最終日のアンコールで奏でられたのが、この曲だった。「ニューヨークへ行くんだ」という情感ほとばしる言葉と共に奏でられた美しい旋律。自身が高校生の時に書かれたというリリックには「終わりは はじまり」というシンプルな言葉が繰り返される。
この曲を聴いていると、デビュー以来ロックンロールの軽快🎶な曲をシングルとして発表してきた元春だけど、10枚目のシングルとして美しいバラードをリリースするにあたり、ビートルズが9枚目までのロックンロール・シングルを経て、10枚目にバラードの名曲❝Yesterday❞を発表したという事実に触発されたハズ。曲のテイストも何となく似ている🤔…

ナイアガラ・ファミリーの、佐野元春も杉真理もビートルズ🎸チルドレンというのが曲を聴くと解る。達郎さんだけは、ビートルズの影響を受けていない。そして達郎さんは、誰でも必ず1枚は持ってる、ビートルズの、レコードを1枚も持ってないらしい🤔…
このように、この曲は佐野元春がニューヨークへ旅立つ前の「別れの挨拶」という意味も込められた、非常に個人的かつ戦略的な意図を持った楽曲。
佐野元春の曲♬の中でも好きな曲を紹介する🤠。❝だいじょうぶ、と彼女は言った❞ビートルズ🍏フレイヴァ〜漂う、Break up🤱💔🧑🍼Songだ。
歌詞の解釈がとても難解だが、とても気になる曲だ。
ボブ・ディランへのオマージュ: ❝Don’t think twice, it’s all right❞(くよくよするなよ)というフレーズは、ボブ・ディランの楽曲から着想を得ており、過去は乗り越えていくべきだというテーマを強調している。
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