J-POPSのアルバムのJKTで、美しいJKTと言えばこの山下達郎のFOR YOUのJKTだろう。購買意欲も唆るJKTだ。ご存知!鈴木英人のポップ🍿で、美しい❇️JKT。
1980年、シングル❝RIDE ON TIME❞がヒット‼️し、その秋に出た同名のアルバムもソロ4年目にして初のナンバー・ワン👑となり、達郎は俗に“地獄のロード”と呼ばれる全国ツアーに明け暮れた。
結果、1981年はコンサート・ツアーの毎日で、なかなか次のアルバムの計画が立てられなかったがその反面、メンバーのアンサンブル(青山純&伊藤広規新加入)はライブを重ねる中で向上し、それによって達郎自身も創作意欲が刺激されて結果、合間に行われるレコーディングはその成果が大いに反映された。
ヒット‼️が出たおかげでレコーディングを取り巻く環境も大きく変わり、1970年代には1枚のアルバム用に十数曲レコーディングさせてもらえるのがやっとだったのが、1981年にニュー・アルバムのためにレコーディングした曲は全部で27曲!
予算や時間の心配をすることなく好きなだけレコーディングしたいというシュガー・ベイブの頃からの夢が、このアルバムでようやく叶った。本作FOR YOUは予定より少し遅れて1982年1月に発売され、これがRCA/airレーベルでの最後のオリジナル・アルバムとなった。
このアルバムが発売された頃、カーステレオの進歩やウォークマンの登場により、音楽はオーディオとしてのグレードを十分に保ちながらアウトドアへ持ち出せるようになった。おいらもウォークマンでFOR YOUをおんもに持ち出して聴いた。真冬の晴れた船橋の空に達郎のカッティング・ギターが響き渡り、❝Music Book❞が、おいらの将来に夢を与えてくれた。( ꈍᴗꈍ)初の赴任地の船橋がまるでリゾート地になっていた。
達郎は、1978年のアルバム『GO AHEAD!』での❝BOMBER❞から3年足らずでディスコ🌐✨️からアウトドア⛱️へ、さらにそれから数年後にはクリスマス🎄になってしまうのだから、人生はわからない、と語っている。
前作『RIDE ON TIME』から参加の青山純と伊藤広規による個性的なリズムを土台にライブを通して練り上げられたアンサンブルをもって達朗はようやくこの時期に、自分自身の音を獲得出来たのだ。
ほんと大袈裟に聞こえるかもしれないけど、ディスクポート西武に再就職し、初めての赴任先が船橋西武で、最初はなかなか関西弁のおいらを受け入れてもらえなかったボッチのおいらの心を癒やしてくれたのが、このFOR YOUだった。1枚のレコードに助けられたのは初めての経験だった。

発売日から40数年経った今でも、おいらにとってのエヴァーグリン☘️で、一番好きな、心🩵のアルバムだ。